膝の痛みを訴えて医療機関で検査をすると、変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)と診断されることがあります。ですが、このようなお悩みやご不満をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- ヒアルロン酸を注射してもその場しのぎにしかならない気がしている
- 階段を昇り降りで膝が痛む
- 椅子から立ち上がろうとすると膝に痛みが出る
- 手術をしないと変形性膝関節症は治らないと言われた
- 水を抜いてもまたすぐに溜まってくる
- 太ももの筋トレをしたらかえって膝が痛くなった
変形性膝関節症を発症すると、ヒアルロン酸やシップ、痛み止めといった治療を行ったり、筋トレするように言われたりすることが一般的です。
それでも改善が見られない場合、手術を奨められることもあります。ですが、手術を決断する前に、少しだけ私に時間をください。その膝の痛み、骨や軟骨が原因ではない可能性もありますよ。
変形性膝関節症について
改善方法についてご紹介する前に、まず、変形性膝関節症がどのような疾患であるのか、その特徴について知っておきましょう。
関節が変形する原因
膝の関節が変形する原因は、主に加齢によるものと一般的に説明されます。
実際に、膝の関節の変形は、中高年以降の女性に多く見られます。
膝に起こる症状
変形性膝関節症を発症した場合、最初は椅子から立ち上がる時に膝の周囲に痛みが出たり、長時間歩いたときに痛みが出たりします。
症状が進行すると、徐々に日常の動作にともなって膝の痛みが出始め、最終的には膝をまっすぐに伸ばすことができず、歩くことが困難になるケースもあります。
一般的な治療法
医療機関では、痛み止めやシップを処方したり、ヒアルロン酸を注入したりすることが一般的に行われています。また、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えるように指導されることもあります。
温熱療法やリハビリも行われますが、改善が見られない場合には人工関節に置き換える手術や、脛骨(すねの骨)を切って、変形を矯正する手術などが検討されます。
膝の痛みが治らない理由とは?
変形による膝関節の痛みがなかなか治らないのは、レントゲンやMRIといった画像診断に頼り過ぎているからかもしれません。そこで、変形性膝関節症が治らない理由について見ていきましょう。
年齢との関係|加齢が全てではない
変形性膝関節症というと加齢が原因とされるのですが、仮に加齢が原因なのであれば、ご高齢の方はすべて膝の痛みを発症しているはずです。
また、年齢のせいで膝が痛くなるのであれば、両膝ともに痛みが出るはずです。ところが、変形性膝関節症を発症している方の中には、右膝にだけ痛みがあり、左膝は何ともないという方も少なくありません。
その場合、右膝だけ左膝よりも早く老化しているのでしょうか。常識で考えてそんなことはあり得ませんよね。まず、変形性膝関節症は年齢のせいという考えは頭から除外してください。
体重との関係
変形性膝関節症を発症した場合、体重のせいにされることがあります。確かに、1ヶ月に10㎏太ったというのであれば、それが膝の痛みの原因となるかもしれません。
ですが、元から体格の良い方が変形性膝関節症を発症した場合、体重以外のところに原因を求めることが合理的だと考えられます。
変形性膝関節症と軟骨のすり減りの関係
変形性膝関節症を発症した場合、「軟骨がすり減って、骨同士がぶつかることで痛みが出ている」と説明されることがあります。
実は、生理学の基礎中の基礎なのですが、骨には痛覚がありません。仮に骨に痛覚があるのであれば、ボルトなどの金属で固定できるわけがないのです。
医師であればそのようなことを知っているのは当たり前のはずなのに、いまだにこのような説明がされていることに疑問を感じずにはいられません。
筋トレが膝の痛みを悪化させることも
変形性膝関節症を発症した場合、大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という、太ももの前にある筋肉を鍛えるように言われることがあります。
筋力の低下から、変形性膝関節症を発症するという考えが念頭にあるのですが、大腿四頭筋を筋トレした方の中には、かえって膝痛が悪化したという方も少なくありません。ということは、筋力の低下が変形性膝関節症の原因ではないということです。
変形性膝関節症の本当の原因について
ここまで、変形性膝関節症が治らない理由についてご紹介してきました。
次に、変形性膝関節症を引き起こす本当の原因について見ていきたいと思います。
軟部組織の緊張
湿布や痛み止め、ヒアルロン酸で変形性膝関節症が改善しないのは、軟部組織に着目していないからです。軟部組織とは、筋肉や筋膜、腱、靱帯といった、レントゲンやMRIでは確認できない場所を意味します。
仮にお風呂で温めたときに膝の痛みが緩和するようであれば、その膝痛は軟部組織の緊張から来ていると考えられます。
膝関節にはさまざまな筋肉が付着しているのですが、筋肉の緊張によって骨が引っ張られることで、結果として膝の痛みを生じるのです。
筋肉の緊張は、湿布や痛み止め、ヒアルロン酸で解消することはできません。そのため、長く治療を受けていても改善が見られるどころか、徐々に悪化してしまうのです。
全身のアンバランス
女性に変形性膝関節症が多く見られるのは、男性に比べて筋力が弱く、全身のバランスがくずら安いからだと考えられます。
例えばデスクワークをしている女性の場合、体幹(全身から四肢を除いた部分)の筋力が低下すると、上半身をさせるために反り腰の姿勢になります。
反り腰の姿勢で立つと、膝をピンとつっぱった状態になるため、膝関節にかかる負担が増します。そのような姿勢を続けることで、やがて変形性膝関節症を発症するリスクが高くなるのです。
血行不良
筋肉には関節を動かしたり、熱を産生したりするだけでなく、血液の循環をサポートする働きがあります。血液は全身に酸素と栄養を運んでいるため、血行不良に陥った場所では回復力の低下が起こります。
男性に比べて女性に冷えやむくみが多く見られるのは、男性よりも筋力が弱いからです。下肢の血行が悪いと、損傷部位の回復が遅れ、結果として変形性膝関節症のリスクが高くなると考えられます。
柔軟性の低下
変形性膝関節症を引き起こす本当の原因としては、柔軟性の低下も挙げられます。例えば股関節の柔軟性が低下した場合、その下にある膝関節への負担を増す結果となります。
また、足関節(足首)が硬いと、地面からの衝撃を吸収する機能が低下し、やはり膝関節への負担を増すこととなります。
太ももの筋トレによってかえって変形性膝関節症の症状が悪化するのも、柔軟性を取り戻すのではなく、筋緊張を誘発しているからだと考えられます。
新高円寺駅前いわい接骨院・鍼灸院で根本から改善を
当院では、「全身のアンバランスや不良姿勢」「正しい姿勢を維持するための体幹の筋力低下」「柔軟性の低下」に変形性膝関節症の原因を求めています。
全身のバランス状態を改善し、体幹の筋肉を上手に使えるようにした上で、筋肉の柔軟性を取り戻すことで、膝関節にかかる負担を減らすことが可能となります。変形性膝関節症の本当の原因は、膝の軟骨や骨ではなく、軟部組織にあるケースがほとんどです。
- 湿布や痛み止めを使っているけど徐々に症状が悪化している
- できれば手術をするのは避けたい
- 痛み止めに頼らずに膝の痛みを改善したい
- どこに行っても膝の痛みが治らない
- 膝の痛みを気にせずにスポーツや旅行を楽しみたい
…そのような方は、ぜひ一度、いわい接骨院・鍼灸院までご相談ください。あなたの膝痛を改善するための施術が当院にはあります。膝痛は治らないとあきらめる前に、当院の施術をお試しください。
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